顕微鏡歯科で1本の歯を大切に治療する…
略歴
- 長崎県佐世保市生まれ
- 1995年福岡歯科大学卒業
- 2004年岡歯科開業 現在に至る
所属学会等
- 日本顕微鏡歯科学会所属
- 日本顕微鏡歯科学会認定医
おか歯科
住所:〒880-0873 宮崎県宮崎市堀川町177-1
電話番号:0985-35-1828
URL:http://www.okashika.jp/
治療動画
vol.5
映像は他歯科医院で2本ともヒビ(破折)で抜歯との診断を受けて来院された患者様です。
1本はヒビの程度が軽かったので、根っこの再治療後レジン接着治療を施し保存を試みたケース。
もう1本はヒビが重傷(完全に割れていた)だったので、抜歯後にソケットプリザベーションという抜歯後の骨吸収防止と骨再生処置を施したケースです。
歯の根っこにヒビ(破折)が入ったら、確実な治療方法が無く、多くのケースで抜歯になる非常に厄介な症状なのですが、 ヒビ(破折)の程度も軽ければ助ける事が出来る場合もあります。
今回は根っこの再治療後、顕微鏡視野下で慎重にヒビを削っていき、レジンで接着して歯質と一体化してしまう方法をとりました。
また、ヒビの入り方によっては、部分矯正治療を応用する方法もあります。
一番はヒビが入らないように最初の段階で気をつけて治療する事が最良のヒビ(破折)予防方法となるのですが、残念ながら日本の現状では難しいようです。
なお、ヒビ(破折)の治療、ソケットプリザベーションは自由診療となります。保険診療では行なえませんので詳しくは来院していただくか、お電話またはMailでお尋ね下さい。
この映像が悩める患者様の一助となれば幸いです。
vol.4
近年、インプラント治療の隆盛に伴って天然歯の価値が劇的に低下しています。 適切な歯の根っこ治療を行なえば助けることが出来る可能性のある歯が、歯の根っこ治療の予後が悪いという理由で抜歯され、インプラントに置き換わっています。
日本では歯の根っこ治療が軽視されている事と、低医療費制度による不採算部門である。という特殊な事情もありますが、歯科医にとって歯の根っこ治療はあまり関心が払われない分野のようです。
動画の患者さんも2軒の歯科医院で、レントゲンを見ただけで抜歯してインプラントになるという判断をくだされ、困り果てて来院されました。
中には適切な歯の根っこ治療(マイクロエンド治療)でも助ける事が出来ないという歯もありますし、マイクロエンド治療が100%の成功を保証しているわけでもありません。
しかし、治療して残る可能性がある歯なら、まずは治療してみるべきではないか?と考えています。
※マイクロエンド治療は自由診療となります。
vol.3
今回の動画は、セラミックの被せ物が入るまでを、「銀歯の除去」~「歯を削る形成」~「印象(型採り)」~「セラミックを歯にくっつける接着」まで、分かりやすい解説を入れ一連の流れで作ってみました。 歯科の世界では、セラミックの素材や作り方、型採りの方法、歯をくっつける接着剤など材料・器械の進歩は年々めざましい物がありますが、材料・器械が進歩したからといって治療成績がどんどん上がってきているわけではないようです。 昔から変わらない、「虫歯や異物の取り残しが無い」「歯を削る時は基本に忠実な形作りを心がける」「精密な型採り(印象)を行う」「セラミックをくっつける時は歯面にセメントや異物の取り残しが無い」「歯をつけた後、接着材の取り残しがないようにする」などの基本に忠実な臨床操作があって、初めて新しい素材や材料の性能が発揮されます。 セラミックの被せ物に限らないことですが、歯を削り被せる時の基本となる各作業で、このようにマイクロスコープを覗き確認しながら行う事が、失敗せず長持ちするきれいな差し歯や被せ物につながると考えています。
vol.2
神経を取っている歯の銀歯をレジンで白い歯にやりかえました。補強のため念を入れてファイバーコアを植立しています。 歯牙からセメントなどの異物除去、虫歯除去、歯面清掃、前処理、レジンをきちんと詰める等、基本を踏まえた治療動画でわかりやすいと思います。
vol.1
歯根端切除後はMTAで逆根管充填をするのですが、この症例は普通の歯内療法時に感染源と疑われるGPを取りきることができず、外科処置前提でMTA根充し歯根端カットのみしています。
Q&A
Q.貴院の特徴を教えてください
A.2014年8月1日に診療所を移転いたしました。
医院前に駐車場を5台分完備し、通院の利便性を確保しています。
Q.治療で心がけていることはどんなことですか?
A.顕微鏡歯科で1本の歯を大切に治療するよう心がけています。
Q.これから受診される患者さんへ一言お願いします。
A.九州ではまだなじみがない顕微鏡歯科治療ですが、特に基礎治療において絶大な効果を発揮します。
九州の患者さんが顕微鏡歯科治療の恩恵にあずかれるよう、顕微鏡歯科の普及にも努めてまいりたいと思います。